有限会社大野鉄工所

大野日記

次の仕事はH+H

2021年3月4日 

こんにちは!

昨日 トレーラーで1車 H鋼が入荷しました

大手D建設会社様ご発注の運輸倉庫です

構造はH+Hで 加工重量≒200t

建方は4/20と今流れている食品工場と

ほぼ同日 一番やばいパターンです

こちらのトレーラーも墜落防止スタンション

とセーフティネットが設けられています

玉掛に行く高さは十分高所作業ですもんね

荷受け側でも気遣いを欠かさずに!

今回入荷したH鋼はH+H構造の柱部材と

して使われるもので結構なサイズ感です

よく見ると ちょうどWEBの中央付近に

何やら印字されています

NIPPON STEEL HY400と書かれてます

日本製鉄製は分かりますがHY?400?

裏側にラベルが貼ってありました

日本製鉄社製 ハイパービーム

ハイパーは恐らく Hyper (超越した)

ビームは多分 Beam (光の束) ん?

と言うことはあのガンダムの?

なわけないですよね・・・

Beamには桁とか梁の意味もあるので

素晴らしい梁材ってことでしょうか

実は普段私たちが使っているH形鋼は

一般的にJIS-Hと呼ばれ 細幅・中幅・

広幅とサイズ展開されています

そして何といってもその特徴は内法

(うちのり)が一定ということです

例えば大野でもよく使うH-600シリーズ

H-582×300×12×17

H-588×300×12×20

H-594×302×14×23 何れも

フランジの内内寸法は548になります

これはH形鋼のロール過程において

圧延するローラーに関係しています

これに対しハイパービームは外法Hと

呼ばれる外形寸法押さえのH形鋼です

梁せいが一定に保たれますので仕口の

納まりは格段に良くなります

このHyper Beam が次のターゲット

南工場の1次加工も全速前進です!

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