有限会社大野鉄工所

大野日記

めっき柱の生い立ち

2022年11月9日 

秋のビッグプロジェクト・コガが佳境です

本体の柱は全て組み終わって現在大組溶接中

残るは梁と間柱とめっき絡みの屋外柱です

そこで今日は時間をぐっと巻き戻して そこから

めっき柱が出来上がる様子を見てみましょう

先ずこの孔 コンクリート打設孔ではありません

部材にもはっきり書いてありますねメッキって

コアだけでなく仕口ブラケットの付け根部分も

めっき抜きの孔がたくさん設けられています

コガのこの柱はシャフトもコアも全てめっき

完全にめっき槽に浸け込まれる 全身浴です

一方こちらは半身浴でしょうか?  本体取り合い部分

が養生されていて  どうやら不めっき処理のようです

右に見えてる仕切り板を境にして手前がめっき部

全ての入隅(いりすみ)個所に湯を逃がすための

孔が必要となります  まぁ面倒っちゃ面倒だよね~

時間早送りでめっき屋さんから帰って来ました

ぴかぴかに光っていて  いわゆる湯上り美人ね!

その美人を待ち受けていたのが本体鉄骨だ~

「さぁ私の胸に飛び込んでおいで!」てか?

不めっき処理されたブラケットと本体コアが

見事にドッキング ようやく結ばれました!

本体柱は構造体 言ってみれば縁の下の力持ち

かたや仕切り板から先のめっき部材は渉外担当

美しさを長く保つための装備を施しています

それぞれ別の工程を歩いた部材が時を経て

一つの構造体として出荷を待ちます!

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