八戸NTT鉄塔の不思議ほか
先週夜 スマホから突然 WiWiWi と警報音
緊急地震速報が鳴り響き飛び起きました

震度6強の大きな揺れでしたが地震による
人的被害は少なくて不幸中の幸いでした
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しかしご存知のように八戸のNTT鉄塔で
大きな損傷が発生し 通行止めなどの措置
を講じる事態となっています その鉄塔の
損傷映像を見るとちょっと不思議な感じ
がしたので今日はその考察をしてみます
自分では撮りに行けないので報道画像を
お借りして説明させていただきます

先ずは鉄塔支柱と繋ぎ梁の接続部分の
HTBが計19本飛んでるとのことでした
画像で見ると右下に向かうパイプ仕口
のボルトが全て破断しているようです

建設が1970年ですから今年で55歳の高齢者
部材は腐食も進んでいますが HTB接合部は
所定の耐力を保っていたと考えたいですね
本体柱にもガセットが強く押された形跡が
あるので相当大きな力が働いたのでしょう

そして私が「おやっ?」と思ったのはこれ!
先程のHTBが飛んだ個所との位置関係は不明
ですがパイプ支柱の胴体が見事にど真ん中で
破断してるというかスパッと切れています

この破断の仕方はちょっと不自然というか
健全な連続した構造体であれば変形もせずに
こんなに包丁で切ったようにスパッと輪切り
にされるとはどうしても思えないんだよなぁ

この画像だけで不用意な憶測はいけませんが
もしかしたらパイプ支柱同士の継手が存在し
当該溶接部に不健全箇所があることにより
応力集中が生じ破断したとも考えられます
破断位置をよく見ると裏当て金らしきものが
はみ出ているようにも見えませんか・・?

さてNTTは補修工事に最短でも3週間必要と
しているようですが このケースの補修方法
ってどうするんだろう・・正しくやるなら
内側に裏当て金を仕込んで片面の全周溶接
が良いでしょうが実際の施工はできません
恐らくパイプの円周上にカバープレートを
被せて重ね継手のようにするのかなぁ~
高所だし寒いし風は吹くし火花養生など
安全対策もしなきゃならないし大変な仕事
是非安全に施工してもらいたいものです

もう一つ被害を受けたのがJR八戸線の高架橋
桁下のコンクリート柱の付け根部分が大きな
剪断力を受けてコンクリートが剥離してます

コンクリートラーメン架構の破壊試験でも
行ったかのように見事に壊れていますね

こちらは私には補修方法が全く浮かびません
上部の荷重を抜くことは不可能でしょうし
少し曲がってしまっている柱の主筋なんか
どうやって真っすぐにするのでしょう・・
地震国ニッポンでは更なる耐震性能を満足
する素材や工法が必要なのでしょうね!
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