有限会社大野鉄工所

大野日記

内(うち)開先

2025年3月6日 

今週は日曜日が22℃まで上がったと思ったら翌日急降下!

一昨日は雪まで降ってまさにジェットコースター状態です

これは今朝 出勤時 7時15分頃の南工場  既に材料納入の

トレーラー入場済み 幸男さんとタムタムも朝の一服中

朝礼後 荷下ろしが始まりましたが間にH鋼が積んである

邪魔なんだけど何なの?うちで使う材料じゃなさそう

南工場一番奥のズオンのとこでやってました  どうやら

開先加工の応援みたいです  今見えてる端面に開先トル

開先加工機の出口側から見たところ ワークはH-300×300

フランジの上に見える丸い筒状の刃が回転しながら降下!

筒状の刃と富士山状の刃がそれぞれ役割分担します

フランジ開先とウェブのスカーラップを一気に切削

加工が終わった部材が積み上げられてます  ところで

このH-300 通常 取ってる開先と少し違ってるみたい

そうですね開先が内側に取られてる いわゆる「内開先」

更にスカーラップ加工のない「ノンスカ」タイプです

通常の外開先はこんな感じ  ブラケットの外側から溶接

できるように開先もフランジ外側から取られています

これは仕口溶接 裏当て金付きの片面溶接では外開先が

施工性が良いのですが内開先にする理由がありました

外開先(左)と内開先(右)が偶然隣に置いてありました

右ブラケットにはメッキ表記と湯抜き孔が明いてます

めっき仕様のフルペネでは裏当て金方式は採用されず

裏ハツリ方式となります  従ってガウジングしやすい

外側がハツリとなるため開先は内側にとることに!

実は開先加工機のドリル刃がなかなか高価なもので

特にノンスカ用35度は持ってるところが少ない?

そこで急きょ開先加工のみの応援となりました~

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