有限会社大野鉄工所

大野日記

霧と靄と霞

2020年11月26日 

こんにちは!

いきなりですが 今日のタイトル全部読めますか? 

全て「雨かんむり」です 最初と最後は読めても

真ん中は勘で読むしかありませんね・・・

正解は「きり」「もや」「かすみ」でした

どれも前が見づらいボヤーッとした大気現象です

今朝は一面に霧が立ち込めていたのでその話題です

昨日のブログで上げたイチョウの木はすっかり葉が落ちて

朝霧の中に烟(けぶ)っていました

大野鉄工所前の道路から正面に見える焼却場の煙突も

今朝は全く姿が見えません

霧(きり)も靄(もや)も大気中の水蒸気が微小な水滴に

なって浮遊し視界を悪くする現象で 視程1km未満が「きり」

10km未満が「もや」だそうです

ちなみに霞(かすみ)も同じように水滴やその他の粒子で

発生しますが気象用語では使わず やや趣が異なります

今朝の湿度は100% 確かに顔中にミストを感じました

ところで工場の中には この湿度を嫌うものがあります

そうです 溶接材料です 特に被覆アーク溶接などの

フラックス材は大気中の水素から溶着金属を守る役割を

持っていますので湿度は禁物(きんもつ)です

従ってJASS6や鉄骨工事技術指針では溶接棒の種類別に

乾燥温度と乾燥時間を定めています

低水素系溶接棒では300℃ 非低水素系では100℃で

30分~60分乾燥することになっています やってる?

乾燥はイングドライヤーと呼ばれる電気乾燥機で管理します

溶接にとっては湿度が大敵ですが ウィルスも湿度を嫌います

うがい・手洗いに加えて暖房したお部屋の加湿にもご注意を!

 

 

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