有限会社大野鉄工所

大野日記

クレーン検査合格!

2020年11月18日 

こんにちは!

本日は新設ヤードクレーンの完成検査が行われました

このウェイトを揚げてみせる 重量挙げのような検査です

嘘嘘!ほかにもたくさんのチェックがありますよ(汗)

検査の受入については日本ホイストの方が対応してくれる

ので 私は傍で見ているだけでいいんだよなぁ(気楽)

10時から検査開始で労働基準監督官のお立合いがあります

監督官がお見えになりました な・な・なんと!

いつもご指導いただいている O労働基準監督署 O監督官でした

お気楽な気分がすっ飛びました

O監督官は大変厳格な方です

クレーンの基本寸法から細部の取付け状態についても確認します

ボルトの締付け状態確認には検鋲ハンマーを用います

 

《ここでちょっと 検鋲ハンマーについてのお話》

今でこそ鉄骨造の現場継手はHTBが主流となっていますが

昭和39年の東京オリンピック前まではリベット工法という

真っ赤に焼けた鉄の鋲を打ち込む方法で鉄を繋いでいました

これは勝鬨橋(かちどきばし)の鋼製橋梁の継手です

どれが母材でどれが添接材だか分からないほど鋲だらけ

遠目で気付きませんが東京タワーもリベット構造です

リベットは繋ぐ部材の穴を鋲で充填させる工法ですが

完全に充填されなかったり緩んでしまうと耐力が低下

します その緩みを叩いて調べたのが検鋲ハンマーです

蒸気機関車の点検でも見られるようにキンキンコンコン

と叩いて音の響きや濁りで異常を聞き分ける職人技です

O監督官の検鋲チェックは無事合格しました

引き続き上部のメインガーダーやクラブを確認

最後に定格重量 4.8tの125%=6.0tのウェイトを楊重して

無事クレーン完成検査の合格をいただきました

ご安全に!!

 

 

 

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