スタッド溶接
予告した通り今日はスタッド溶接の紹介です
スタッドの業者さんが大型のジェネレーター
を持ち込んで朝からやる気満々です!
現場では床のコンクリートと一体化させるために
梁フランジにスタッドを打設しますが 工場では
スタッド打ちを見るチャンスが余りありません
なので今日はスタッド打設の見学会になりそう
スタッドと言えばオカべというくらい代名詞
私が入社の頃にはありましたから50年の老舗
工場に入ると見事にシャフトが横たわってる
ケガキを終えたシャフトが「まな板の鯉状態」
本日の打設本数はナント1,600本だそうです
何故このように整然と並べておくかというと
スタッド溶接は基本 下向き溶接の施工です
スタッドは柱4面に打ちますので 全て下向きで
行うには その都度トンボが必要になります
そのために100mmの台木を入れて配置します
さあスタッド溶接が始まりました 皆んなも
スタッド溶接は初めてなので集まって来たぞ
カイン・サンディ・タムタム 興味津々!
手順としてケガキ位置にフェルールという
フラックスでできたソケットを配置します
すぐ脇にはスタッドボルトがスタンバイ!
スタッド溶接はガンと呼ばれるこの装置で
打ちます まさに鉄砲のカタチしてますね
ガンの撃ちては手際よくフェルールの位置
をめがけて「ポシュッ」と打ち付けます
後ろは役目を終えたフェルールの回収です
ケガキ位置に合わせて正確に打設されてます
ところで頭の「S」マークは何なんでしょう
スタッド溶接は1000A以上の超大電流でボルト
の全断面を瞬間的に溶着させます ポシュッ!
フェルールを除去した後は目視で検査します
あら~! 1本だけ曲がっちゃってますよ~
やり直しだね 曲がっちゃってんだから
いえ大丈夫 これはスタッド特有の検査
打撃曲げ試験です 15度までハンマーで
叩いて曲げて健全なことを確認します
16時過ぎには無事1,600本打設完了しました
施工の斉藤工業さん トンボ担当のウッチー
お疲れさまでした~