いい経験になります
昨日に引き続きちょっと珍しい梁の紹介です
ウィングプレートといういわゆる付けフランジ
ですが K開先で角変形を起こしやすいんです
並列の突合せ溶接でどうしても先に溶接した
方に引っ張られるので直線性を保つために
取付けているのが拘束治具プレートです
このように溶接している間も取り付けたまま
ウィングプレートが角変形するのを防ぎます
もう一つの問題がこの斜めにカットされた
終端部 ここはフラックスタブで押さえる
んですが斜めになってるのでどうするの?
そこで考えたのがこちら!フランジを掴んで
斜めに跳ね出したピースからボルトで押さえて
フラックスタブを固定しています 分かる?
分かりますよね・・端部しっかり止まってる
マーちゃん自作の治具です 本人写らずゴメン
現在 溶接屋さん2組4名で同時に行ってますので
治具の数は2×上下2×左右2×2台=16個必要でした
ホジニキはこっち見てるけど 相方のミウラさん
は一生懸命グラインダー掛けてますね なんで?
実はウィングプレートの余盛部分が現場溶接の
裏当て金に干渉するので削る必要があるんです
溶接屋さんの手を離れた梁は検査台近くで
またまたグラインダー掛け こちらでは
拘束治具を取り外した跡を伊藤さんが・・
かなりの数があるんで腕パンパンのはず
溶接よりグラインダー仕事だわ・・・
見えないけど上フランジのスカーラップの
ところも裏板が当たるのでバリ取りが必須
端部だけじゃなかった 中央にはこんな
立派なブレース受けの仕口が出てます
着地部分に開先見えるけど もしかして
やっぱり! レ形開先だ 2mm残し45度ね
裏ハツリの完全溶け込み溶接仕様ですね
もちろんUT対象なので 北さん出番だゎ
ついでなので不思議をもう一つ この画で
不思議は特にないですが 吊りピースも
ちゃんと正しい位置についてますしね・・
えっ? これは付け間違いでしょ 幸男さん
ウェブに直角方向についてますよ・・・
へ~ いいんだ どんな使い勝手なの?
普段出会わない仕事 いい経験になります
それにしても ちょっと錆がひどいな~