ハニカムビーム
2022年1月18日
こんにちは!
今日はハニカムビーム(ハニカム梁)のお話です
ハニカムって何! はにかむ って言えば・・・
恥ずかしそうに うつむきながら微笑むこと?
いえいえ それは鉄骨屋のテーマではありません
このように六角形の中空の断面を持つ梁のこと
をハニカム梁と言い 昔?よく使われました
そもそもハニカムとは Honey Comb (蜂の巣)
を表す英語が語源です なるほど蜂の巣は入口
の断面が六角形になってますよね・・納得!
一般的に建築鉄骨で用いられる梁の種類です
最近ではフルウェブ(ウェブがフル断面)の梁
が当たり前ですが 昔はトラス梁やラチス梁と
並んでハニカム梁もよく使われました
なぜ中空ウェブが用いられたかと言うと 多分
重量を上げずに梁成を稼ぎたかったんですね
中空なので配管にも便利だったようです
そして ハニカム梁の作り方がまた面白い!
フルウェブの梁をギザギザと櫛の刃のように
切断し それをくるっと一回転して重ねると
あら不思議ハニカム梁の出来上がりです
最近の建物で採用されているのを見たことは
ありませんが一昔前はとても流行りました
特にあまり大きな荷重を背負わない駅舎のような
構造に用いられていたようです これは仙台駅
さてさて何で今日のテーマがハニカム梁かというと
実はいま施工している耐震補強工事でハニカム梁の
ウェブ補強という仕事がありましてその紹介でした
1枚50㎏近くある六角形の補強プレートをセット
するため取っ手をつけたのです それで持てるか
どうか社長が自らチェックに来たわけね・・・
社長はガタイがいいので上がりましたが大変だぁ
リフティングの模様はインスタに上げておきます
息を止めてご覧ください! ではまた・・・