こんにちは！

昨日に続いて塗装に関するお話です

繰り返しになりますが 有機則（有機溶剤中毒予防規則）では屋内作業場

で有機溶剤業務を行うときは適切な換気装置を備えなければならないこと

になっています

大野鉄工所で取り扱う塗料は 色は各種ありますが 規格としてはほぼ

1種類で JISK5674 鉛・クロムフリーさび止めペイントです　

ひとむかし前はさび止め塗料といえば鉛系が定番でしたが 健康被害等

も考慮し 近年ではこれら有害物質を含まない塗料がJIS化されています

実は塗料を希釈するシンナーの方がトルエン・キシレン・メタノール

など有害物質を多く含んでいますが 現在はより含有量が少なく安全な

YPSシンナーを使用しています

色々経緯はありましたが 作業環境改善のために塗装を屋外へ

東工場から出荷ヤードを見たところですが かなり開放的です

一方 これも労働安全衛生法第65条に定められているのですが 騒音・粉塵・

高温多湿・放射線・特定化学物質などは6ヶ月に1回の作業環境測定が義務

付けられています　前回は東工場内で測定し第1管理区分（適切）でした

今回はもっといいはず　 塗装作業者の近傍で発散する蒸気を採取します

風向きにより発散する量が変化しますのでそのデータも記録します

煙が全く揺れません　ほとんど無風ですね

このように作業者の近傍・周辺の決められた観測地点

で蒸気を採取します　規定量 吸い取りました！

来春からは粉塵・有機溶剤に加えて溶接ヒュームも

健康障害防止措置が義務化になるとのこと　　

今さらながら「大気は大事だよ」・・・ですね