スタッド溶接
2020年10月7日
こんにちは!
今日は三日連続製品検査の三日目です
このブログでも何度か紹介した大学の耐震補強ブレースの最終検査です
目的とか構造とかは前回お話してるので今日はスタッドボルトについて
紹介しましょう
スタッドボルトは鉄骨梁と床面をコンクリートで一体化させるための
定着部材でアークスタッド溶接法で接合します
鉄骨の接合には一般的に半自動アーク溶接が用いられますが スタッド
ボルトは特殊なガン(銃)にボルトを仕込んで瞬間的に1000Aを超える
大電流で一気に溶着させます 通常の半自動アーク溶接で用いる電流値
は最大でも300A程度ですので3倍以上ですよね
特に今回打設したスタッドサイズは19mmと太径なので必要な溶接電流は
1500Aを超えます 従って到底工場の通常電源では足りずスタッド屋さん
は大きなジェネレーター(エンジン発電機)を持参します
ガンを引くとプシュッという音とともに瞬間的に火花がでます
撮影用に試験打ちしてもらいましたがシャッターチャンスは絶妙!
サイズ16mmまでは横向き打設も可能ですが 19mmは下向きしか施工
できません このように足場を組んだ大掛かりな施工をお願いしました
スタッド屋さんお疲れさまでした
お客様にはスタッド施工もご確認いただき 製品検査は全量合格をいただ
きました ありがとうございました