けむり規制
2021年3月10日
こんにちは!
今日はやっかいな煙(けむり)の話
煙と言ってもタバコでも焚火でもない
溶接ヒュームという煙です
昨日 群馬県鐵鋼業協同組合の主催で
溶接ヒュームに関する講習会が開催
されました また規制の話かな・・
今回はコロナ禍で1社1名限定 社長出席
テーマは「溶接ヒューム規制への対応
について」規制に対応するのが大事!
溶接ヒュームとは溶接材料の中に含ま
れる様々な成分が5,000℃を超える熱
で溶解して発生する煙の粒です
その溶接ヒュームに含まれる特定化学
物質が健康に宜しくないということで
この度 政令・告示が施行されました
要約すると
工場内空気中の溶接ヒュームの濃度を
計って その数値により換気装置を設け
たり 有効な呼吸用保護具(マスク)を
使用させたりしなさい!という規則です
しかも特徴的なのは 従来の環境基準が
作業場近傍を観測するものだったのに
対し 個人ばく露測定という方法を用い
ます ある作業者に着目して1日~2日
サンプラーとポンプで模擬吸引します
特定化学物質の中でもマンガンの含有量に
よりフローが変わるようです
個人サンプラーで0.05mg/㎥を超えると
送風機や集塵機などの対策を講じた上で
再測定となり その後 適正保護具を選定し
てようやく作業ができます
溶接職場のある北工場は天井が比較的低く
強制換気装置が付いています
屋根の合掌部分に見える黒っぽい箱です
ここから排気します
このほか 呼吸用保護具(マスク)の
フィットネステストや特定化学物質
作業主任者の選任 特殊健康診断の
実施等やること増えるな~!
「マスクを着けて安全作業」ヨシッ!