赤さびヨシ!
2021年1月28日
こんにちは!
昨日の温かさから一転して今日は曇りで寒い!
塗装場~出荷ヤードにかけて完成した製品に
次々とスプライスの取付けられています
当然ですが柱・梁の接合部は摩擦接合ですから
所定のすべり係数を確保しなくてはいけません
すべり係数0.45を確保する方法については
日本建築学会の各仕様書にこと細かく規定
されています キーワードは「赤さび」
スプライスは特上の赤さび色に仕上がっていますが
ん・・? スプライス置き場に散乱するこの大量の
割り箸は何だ? 誰かカップ麺でも喰ったか・・
良く見るとスプライスの1枚1枚の間に
割り箸が仕込まれています なんで?
鉄骨工事技術指針・工場編(日本建築学会)
では写真付きで摩擦面のさび色を示しています
このような綺麗なさび色は外気に触れさせて
しっかりと酸化させなければ発生しません
そこで1枚1枚板の間に割り箸を仕込んで空気
の流通を図っているわけです
一方 学会基準ではショットブラストを施し
表面粗さを50μmRz以上とすれば赤さびは
発生させなくても良いことになっています
大野鉄工所では試験的に梁材全面ショット
ブラストを施し 更に添接部は薬剤塗布で
赤さびを発生させています
全面ショットブラストは塗装時のケレン
作業も軽減するので更に検証中です
今日は定例の「社員勉強会」です
定時間作業終了後 17時からみっちり1時間
全員回答なので気が抜けません!