梁貫通孔補強
2021年1月25日
こんにちは!
この土日は関東地方も終日雨や霙(みぞれ)の
生憎の空模様でした 一時 結構な積雪になる予報
も出されましたが 大したことなく良かったです
10mm以上の雨が降ったのは10月の何日かぶりだ
そうで乾燥が続いていたので良いお湿りでした
さて工場ではフナバシの追い込みが続いてます
製品検査は先週末切り抜けましたが なんたって
柱が50本あります 建方に向けてまっしぐら!
この火花は溶接のアークではありません
アークエアガウジングという方法で組立て
溶接のビードを削り取っているところです
旧塗装場の東工場も柱で埋まって来ました
その東工場の片隅にやけに賑やかな梁が・・・
この建物の用途は介護施設ですが やはり必要な
設備も多いのでしょう 盛大にダクトスリーブ
が開いています
スリーブはできるだけ梁下など通して鉄骨に穴
を開けるのは避けるのですが天井高の関係で
どうしても梁のど真ん中に開きます!
当然ですが ウェブの断面欠損を補うために
梁貫通孔補強を取り付けます
その昔はスリーブ径に応じて各種板厚の補強
プレートを取り付けたものですが 今は各社が
独自の補強リングを開発販売しています
よく見ると片面は全面溶接で片面は断続溶接
ですね 熱変形を最小限に抑えるため溶接面
の表裏を互い違いにしてあります
この梁は歪みを矯正するために待機中です
鉄骨屋を悩ませる未決事項の多くは仕上げ材
の選定とこのダクトスリーブ位置決定です
何れBIMの進化で一元化され スリーブで
悩んだことが過去のことになってくれれば
嬉しいのですが・・・