これはいい!
2021年1月21日
こんにちは!
以前 鉄骨構造は大別してH+Hか▢コラム+H
という話をしましたが その中でも大野鉄工所
の扱う柱材は7割方 ▢コラムって感じです
▢コラムの加工で神経を使う作業の一つが
裏当て金の取付けです
裏当て金と母材とのすき間(肌すき)は溶接に
悪い影響を与えるため 許容値を設けています
大野鉄工所の工作基準では一般的な重ね継手の
許容値の半分 1mm以下で管理しています
特にすき間が空きやすいのがアール部分
裏当て金にはスリットが入りなじみやすく
なってはいますがそれでも限界があります
またコの字型を2枚合わせて▢型とするので
合せ部分にはすき間が空いてしまうことも・・
そんな悩みを解消してくれる商品がありました
カドクラ製の一体型裏当て金です
評判を聞いて早速サンプル品を取り寄せる
ことにしました コラムメーカー別・外径
サイズ別に▢型裏当て金が用意されます
取り付け方法は至って簡単!
ホントに簡単 ただスポッと嵌め込むだけ!
メーカー加工品ですがジャストサイズで
作ってあるのできついも緩いもありません
肌すきは最大で0.3mmとノープロブレム
7mm位置にストッパーがついているので
ルートギャップも自動的に確保されます
これには社長も専務も感心しきり・・・
精度と作業効率の両方をゲットできる
そんないいことづくめの商品ですが
やっぱりお値段もそれなりにお高い・・
さぁ実工事で採用するのかしないのか
じっくりトータルコストの検討です!