有限会社大野鉄工所

大野日記

デッキプレート溶接

2021年1月15日 

こんにちは!

12日から始まったアルミ工場の建方ですが

部材取付は既に完了し 本日はデッキプレート

の敷き込みとデッキの固定溶接です

さて デッキプレートの溶接は少し特殊なので

ちょっとおさらいしておきましょう

デッキプレートの固定(溶接)には

① 梁フランジとデッキを緊結する方法 と

② 頭付きスタッドとの併用でずれ止め程度

の大別して2種類あります

スタッド併用の場合はずれ止め目的ですから

スポット溶接か隅肉溶接で可とされていますが

この現場は①なので「焼抜き栓溶接」という

方法でしっかりと溶接しなければなりません

デッキの配置が終わったら端部より順に

固めていきます

焼抜き栓溶接とは「読んで字の如し」で

被覆アーク溶接でデッキを焼き抜いて

抜いた穴を栓をするように丸るく充填

していく溶接方法です

溶接技能者はJIS被覆アーク溶接の有資格者で

なければいけませんし このように記録写真を

添えて施工報告書を提出しなくてはなりません

柱・梁接合部はスプライスと重なる部分を

切り欠いて敷き詰めていきます

無事 溶接完了! といきたいところですが

最終チェックがあります

スラグを除去した後に栓溶接の外径をチェック

余盛径といい18mm以上なければいけません

ギリギリですがクリアーしてますね!

施工報告書を提出して一連の現場工事完了です

福田さん お疲れさまでした!

 

 

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